便秘はとてもつらいですよね。
便秘になるぐらいなら下痢の方がマシですw。
便秘を治す方法って世の中でいろいろ紹介されているのですがうまくいく人もいるし、いかない人もいます。
大事なのは、自分の便秘の原因にあった対処法を選ぶことです。
今回は頑固な便秘の解消法についてお伝えします。
1、大腸の動きが悪いために起こる便秘、原因と対策
大腸の動き(蠕動運動)が悪いと便秘になります。
大腸が動くことにより便は肛門を通って外に出ます。しかし、大腸の動きが悪いと便の動きが遅くなりなかなか外に出ていきません。だから便秘になります。
大腸の動きが悪い原因は下記。
<大腸の動きが悪い時の便秘の原因>
(1)副交感神経の低下(老化、ストレス)
(2)腸内環境の悪化
(3)悪い食習慣(偏食、小食、多食、不規則食、深夜食、暴飲暴食など)
(4)運動不足
(5)睡眠不足
(6)便意の我慢
(7)便秘薬の飲み過ぎ
(8)腸内ガスが貯まる
・etc
大腸の動きを強制的に改善するのがいわゆる便秘薬ですが、これは飲み過ぎるとだんだんと効果がなくなります。すると、飲む量を増やさないと効果がありません。しかし、便秘薬を増やしてもまた効果がなくなります。
便秘薬は便秘を根本的に治すことはできません。ですので、便秘がつらい時に、一時的に使うべきです。
<大腸の動きが悪い時の便秘の対策>
(1)副交感神経の低下(老化、ストレス)
腸が老化しないようにするには、腸の健康によい食べ物を食べたり、腸に負荷を与えないような食生活を心がけることが大事です。
また、ストレスをかけない生活を心がけてストレスがあったらすぐに解消するようにします。
(2)腸内環境の悪化
腸に悪玉菌が多い状態を改善し善玉菌を増やすには、ビフィズス菌や乳酸菌のヨーグルトなどで改善するのが1つの方法ですが時間がかかります。また、野菜や米などをしっかり食べることも腸内環境改善につながります。
また、腸内環境の悪化を改善するために、腸内環境のよい人の便を移植する方法があり、劇的に腸内環境が改善します。
(3)悪い食習慣(偏食、小食、多食、不規則食、深夜食、暴飲暴食など)
バランスのよい食事を1日3回決まった時間に摂ることが大切です。また、便秘になった時、解消するには、水溶性食物繊維(海藻、果物、こんにゃくなど)を摂り、便秘予防には、不溶性食物繊維(野菜、イモ、豆、キノコなど)を摂るようにするといいです。
(4)運動不足
1日1回以上決まった時間に運動を定期的にするように習慣づけることがおすすめです。
また、身体をひねる運動など腸の動きを活発にする運動を併用すると効果的です。
(5)睡眠不足
睡眠不足の原因は、いろいろですが決まった時間に寝て起きるようにすることが重要です。
おすすめは早寝早起きですが、それが無理でも一定時かは眠るようにしましょう。
(6)便意の我慢
便意を感じたら我慢せずにすぐにトイレに駆け込むようにします。すると、身体が緊張せずに、スムーズな便意が促されます。
(7)便秘薬の飲み過ぎ
便秘薬はどうしても便が出ない時に飲むようにして、それ以外は飲まないようにします。こうすることで、便秘への依存度を減らすことができます。
(8)腸内ガスが貯まる
ガスを外に排出するために、うつ伏せになったり、仰向けになったりします。これにより腸内ガスが移動し外にオナラとして排出されます。また逆立ちや縄跳びもおすすめです。
2、直腸性の便秘、原因と対策
直腸付近に便が貯まってしまうことで生じる便秘です。
<直腸性便秘の原因>
(1)便意の我慢
(2)骨盤底筋協調運動障害(骨盤底筋の動きが悪くなる)
(3)直腸瘤(直腸のポケットが大きくなる)
(4)便秘薬の飲み過ぎ
・etc
<大腸の動きが悪い時の便秘の対策>
(1)便意の我慢
便意を我慢しないようにします。どうしても我慢しなくてはいけないこともあるとは思いますが、便秘になると治すのは大変です。日頃から便意を我慢しないように心がけてください。
(2)骨盤底筋協調運動障害(骨盤底筋の動きが悪くなる)
バイオフィードバック療法という方法があります。こう門から直腸に風船を入れ中で膨らませます。この風船を便代わりにして外に出す練習をします。
これにより骨盤底筋がゆるくなると骨盤底筋しっかり動き、排便できるようになります。
(3)直腸瘤(直腸のポケットが大きくなる)
これにもバイオフィードバック療法が効果的です。しかし、この方法でダメなら、恥骨直腸筋縫合術を行います。
まとめ
便秘には、大きく
・大腸
・直腸
のトラブルにより起きる便秘に分けられます。
なので、便秘になった時にはどのような原因で便秘になったのかを知り、その原因にあった対処法をすることで、便秘を改善できます。
また、今便秘でなくても、普段から健康に留意することで便秘を予防することができます。
一度便秘になると、二度となりたくないと思ってしまうほど便秘はつらいものです。
もし、便秘が平気になっているとしたら要注意です。たかが便秘とあなどらずにしっかり治してください。