ガン細胞

厚生労働省が発表した「都道府県別年齢調整死亡率」の中には、都道府県別のガンの死亡率のデータがあります。

これによると2014年のガンの死亡率は以下のようになっています。

<ガン死亡率が高い都道府県ベスト5>
1位:青森県
2位:北海道
3位:鳥取県
4位:秋田県
5位:佐賀県

<ガン死亡率が低い都道府県ベスト5>
1位:長野県
2位:三重県
3位:滋賀県
4位:福井県
5位:宮崎県

<胃ガンの死亡率が高い都道府県>

青森県、秋田県、山形県、和歌山県、佐賀県など

<肝臓ガンの死亡率が高い都道府県>

福岡県、佐賀県、長崎県など

<気管、肺ガンの死亡率が高い都道府県>

北海道、青森県、大阪府など

<乳ガンの死亡率が高い都道府県>

北海道、青森県、東京都、静岡県、佐賀県

グラフデータベース
参考:http://gdb.ganjoho.jp/graph_db/index

都道府県によってガンの死亡率が異なる理由は、地域による食生活やライフスタイルの差によるものと考えられています。

・東北で胃ガンが多いのは塩分をよく摂取するため(和歌山県の場合は梅干し?)
・佐賀県で胃ガンが多いのはピロリ菌保有者が多いため?
・北海道でガンが多いのは喫煙率の高さ(肺ガン)、どか食い、飲酒のため?
・九州など西で肝臓ガンが多いのは、C型肝炎にかかっている人が多いため
・北海道で乳ガンが多いのは、乳製品摂取率の高さ
・東京で乳ガンが多いのは、婚姻年齢が高いため?
・長野県でガンが少ないのは、野菜をたくさん食べるため
・三重県でガンが少ないのは、米油の使用量が高い、よく歩く、飲酒率の低さによる肥満率の低さ

このような結果からどのような生活をするとガンになりやすいのかがわかります。

1、塩分を控える

塩分が多い食べ物をたくさん食べるほど胃ガンのリスクが高くなると考えられるので塩分は控えめにする方がよいです。

また、高血圧の予防のためにも塩分の摂り過ぎはよくありません。

2、乳製品を控えめにする

乳製品を摂りすぎることでガンになりやすくなるようです。ですので、親族でガンになった人が複数いるような場合(遺伝的ガンになりやすさが高い)、特に注意をしたほうがよいでしょう。

もちろん、乳製品を摂ってはいけないということではありません。適度に食べるなら問題はないです。

3、ピロリ菌、C型肝炎は治療をする

ピロリ菌は胃ガンの原因になります。ただし、ピロリ菌に感染しているからといって100%胃ガンになるわけでは、ありませんが、除菌をしたほうが胃ガンになるリスクは減らせます。

また、C型肝炎ウィルスに感染していると肝臓ガンになる危険性が増えます。ですので、C型肝炎であるなら早めに治療をしたほうがよいでしょう。

ピロリ菌、C型肝炎のどちらもです。

4、お酒を控える

お酒を飲み過ぎると肝臓の負担が増えて肝臓を弱くしてしまいます。そのために、肝臓ガンになるリスクは上昇します。

ですのでお酒を控えることが、肝臓ガンになりにくくします。

5、野菜をたくさん摂る

野菜をたくさん食べることで、ガンのリスクが減ります。野菜には高い抗酸化作用があるためです。

また、免疫力がアップするのでガン細胞ができたとしてもガンが進行ガンになるのを防ぐことができます。

*ガンになってない人でもガン細胞は毎日できていますが、免疫細胞がガンの増殖を抑えているため病気としてのガンにはならないだけです。

6、タバコを吸わない

タバコを吸うと肺ガンリスクが高まります。また、タバコを吸うと血管が収縮して血圧が上がります。

ですので身体全体の機能がタバコを吸うことで悪化してしまい、肺ガンだけでなくあらゆるガンのリスクが高まります。

タバコは百害あって一利なし。吸っているならすぐにやめたほうがいいでしょう。

7、運動をする

肥満率が高まるとガンになるリスクが高まります。

ですので、適度に運動をしてカロリーを消費すると共に筋力をアップして免疫力を高めることで、ガンになりにくくすることが可能です。

8、食べる量と食べ方を適切にする

どか食いや早食いや大食いをすることでガンのリスクが上がってしまいます。なぜなら、このような食べ方をすると胃腸への負担を増やしたり、太ってしまうためです。

食べる量を適度(腹腹七~八分目以下)にして、よく噛み時間をかけて食べることで、血圧の急な上昇を防いで、胃腸への負担を軽くすることができます。

9、結婚し子供を産む(女性)

晩婚化、出産年齢の高齢化が進むことで、女性ホルモンのエストロゲンが過剰になってこれが、女性の乳ガン、子宮ガンのリスクを高めています。また、妊娠しないことで排卵が行われ続けると、卵巣への負担が高くなり卵巣を弱めてしまいます。

ですので結婚、出産を早めにした方が乳ガンや子宮ガンのリスクは減ります。

10、健康意識を高くする

ガンになりやすいライフスタイル、ガンになりにくいライフスタイルがどのようなものかをよく理解し、生活習慣を改善することがガンになる危険性を低くして、健康を維持することができます。

長野県では、県全体で健康指導や講座が行われて県民全体の健康意識が高くなっているそうです。

健康を個人まかせにせずに、集団で健康維持のための活動をやり常に健康意識を高くすることが、ガンのなりにくさにつながっているのでしょう。

まとめ

都道府県別のガン死亡率から鑑みたガン予防のための10の対策はこちらです。

1、塩分を控える
3、ピロリ菌、C型肝炎は治療をする
4、お酒を控える
5、野菜をたくさん摂る
6、タバコを吸わない
7、運動をする
8、食べる量と食べ方を適切にする
9、結婚し子供を産む(女性)
10、健康意識を高くする

今やガンは不治の病では、ありませんが、ガンにならないのにこしたことはありません。

ガンにならないために大事なことは、ガンに関する知識の理解向上、ガンにならないための生活習慣改善です。

この2つを常に意識して生活をすれば、ガンになるリスクを減らすことが可能です。